NISAの注意点とよくある失敗|やってはいけないこと【第9回】
NISA入門シリーズ第9回は、初心者がやりがちな失敗と注意点について。せっかくのおトクな制度も、使い方を間違えると不安やもったいない結果につながります。図解で「やってはいけないこと」を整理しましょう。
NISAでやりがちな失敗
NISAは仕組みがシンプルですが、初心者がつまずきやすいポイントがあります。下の図に、よくある失敗と心がけたいことをまとめました。
1. 値下がりで慌てて売る
最も多い失敗が、価格が下がったときに不安になって売ってしまうことです。長期投資では、途中の値下がりはよくあること。慌てて売ると損が確定してしまいます。値下がりはむしろ「安く買えるチャンス」と捉え、どっしり続けることが大切です。
2. 短期の値動きを気にしすぎる
毎日価格をチェックして一喜一憂すると、心が疲れてしまいます。長期の積立なら、頻繁に見る必要はありません。「ほったらかし」くらいがちょうど良いのです。
3. 生活費まで投資に回す
「増やしたい」と意気込んで、生活費や近く使う予定のお金まで投資に回すのは危険です。急な出費で売らざるを得なくなり、値下がり中だと損をします。投資は必ず「余裕資金」で行いましょう。
忘れがちな注意点
NISAは1人1口座(1金融機関)でしか開けません。また、NISA枠で出た損失は、他の口座の利益と相殺する「損益通算」ができません。さらに、年間の投資枠(360万円)は使い切らなくても翌年に繰り越せない点も覚えておきましょう。とはいえ、これらは長期コツコツ型の使い方ならあまり問題になりません。
まとめ
NISAで失敗しないコツは、「値下がりで慌てて売らない」「短期の値動きを気にしすぎない」「余裕資金で取り組む」の3つに尽きます。長期・積立・分散を守り、どっしり続けることが成功への近道です。次回は最終回。子どもの教育費とNISAをどう組み合わせるか、目的別の活用プランを解説します。
※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資は元本割れのリスクを伴います。実際の投資判断はご自身の責任で行ってください。
