複利と長期投資の力|時間を味方につけるNISA活用法【第4回】
NISA入門シリーズ第4回のテーマは「複利(ふくり)」と長期投資。投資でお金を育てる上で、いちばんの味方になるのが「時間」です。なぜ長く続けることが大切なのか、複利の力を図解で見ていきましょう。
複利とは「利益が利益を生む」仕組み
複利とは、投資で得た利益を使わずに再び投資に回すことで、その利益がさらに新しい利益を生んでいく仕組みのことです。最初は小さな差でも、時間が経つほど雪だるま式に増えていきます。逆に、利益を毎回受け取ってしまう「単利」では、このふくらみは生まれません。
図で見る「時間の力」
下の図は、毎月3万円を年率3%で積み立てたときのイメージです。グレーの線が「自分が積み立てた元本」、緑の線が「複利で増えた資産」。年数が経つほど、2本の線の差(=運用で増えた分)が大きく広がっていくのがわかります。
この例では、20年間で積み立てた元本720万円が、複利の効果で約985万円に育つ計算になります(年率3%で試算した一例で、将来を保証するものではありません)。差の約265万円が、時間が生み出した力です。
だから「早く始める」ほど有利
複利は時間が長いほど効果を発揮します。つまり、同じ金額でも早く始めるほど有利になります。「まとまったお金ができてから」と先延ばしにするより、少額でも早く始めて長く続けるほうが、結果的に大きく育てやすいのです。子育て世帯にとって、教育費や老後まで時間がある今が、まさに始めどきと言えます。
NISAと複利は相性抜群
通常の口座では、利益が出るたびに税金が引かれ、複利の効果が目減りします。NISAなら利益が非課税なので、増えた分をまるごと再投資でき、複利の力を最大限に活かせます。
まとめ
複利とは、利益が利益を生んで雪だるま式に増えていく仕組みで、時間が長いほど大きな力になります。だからこそ、少額でも早く始めて長く続けることが大切です。非課税のNISAは複利と相性抜群。次回は、実際に何に投資するか——「投資信託」と「インデックスファンド」を図解します。
※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。記載の試算は一例で将来の運用成果を保証するものではなく、投資は元本割れのリスクを伴います。
